アフリカでは年々コメの需要が急増していますが、生産性が低く、急増する需要に追いついていない状況です。
植物と共生する菌類の一種である菌根菌は、リン酸吸収促進、乾燥ストレス耐性、病害耐性の増大などにより、植物の生育促進効果をもたらすことが知られています。
私たちは菌根菌を利用して乾燥地やリン欠乏土壌でのコメ生産性を高めようと研究しています。現在、ガーナ人留学生とガーナのイネと共生する菌根菌の遺伝多様性解析と有用菌根菌の分離を行っています。
[2019年度~2021年度日本学術振興会 二国間交流事業採択課題]
- Sarkodee-Addo E, Yasuda M, Gyu Lee C, Kanasugi M, Fujii Y, Ansong Omari R, Oppong Abebrese S, Bam R, Asuming-Brempong S, Mohammad Golam Dastogeer K, Okazaki S. (2020) Arbuscular Mycorrhizal Fungi Associated with Rice (Oryza sativa L.) in Ghana: Effect of Regional Locations and Soil Factors on Diversity and Community Assembly. Agronomy 10(4):559. [Journal]